術前診断
インプラント治療はただ骨内に埋めるだけの外科優先治療から、
最適な補綴物を供給するための補綴優先治療
(Top-down Treatment、Restorative-driven Treatment)へと変化してきた。
さらに最近は、患者さんの要求(審美性、治療期間、費用など)に沿った患者優先治療 (Patient-driven Treatment)へと進んでいる。
そのためには正確な術前診断が必要である。
<<術前診断>>
- 内科的(糖尿病など)、精神的評価(身体表現性疾患)
- 経済的評価
- 歯牙欠損部の3次元的骨評価(量、質)
- 歯牙欠損部周辺粘膜の評価(厚み、付着歯肉)
- 対合歯レツの状態、対顎関係、咬合
- 口腔清掃状態
- ブラキシズム、クレンジング、喫煙の有無
- 開口量
- 機能的、審美的欲求度
糖尿病や喫煙はインプラント治療のリスクファクターとなる。
特に以下のような3)〜5の診断が重要である。
3次元的に顎骨の形態を調べ、下顎骨や上顎洞などの位置関係を検討し、最適なインプラント(形態、サイズ等)を選択する。

パノラマX線 |

CT |
診断

適正なインプラント埋入位置をシミュレーション
勘や経験に頼らざるを得なかったインプラント治療において、CT画像からコンピュータ上で適正なインプラント埋入位置をシミュレーションし、さらにその結果を反映したガイド・ドリルにより、安全で精度の高い手術をサポートします。

研究用模型を工業用マイクロCTによりデータ化し、顎骨CTデータと合成します |

従来型の歯列弓に垂直な顎骨断面のみではなく、傾斜埋入したインプラントの断面で診断できます。インプラント断面を回転させることで、臨在歯との関係や傾斜状態を3次元的に精度高く把握できます。 |